真樹の「なかゆくい」  (八休み)

(沖縄/那覇 − 大阪/関西)

 2012年、日本の空にいよいよLCC(Low Cost Carrier)が本格参入してきました。沖縄の空もLCC3社が就航し戦いが激化しそうな様相です。当初は那覇ー成田便の就航でしたが、10月18日に「Peach」追って28日には「JetStar」が那覇ー関西(関空)便の就航を始めました。
 はたして、LCCはどうなのか、そして「Peach」と「JetStar」の対決はどうなのか?試しに関西まで行って参りましたので、ご紹介したいと思います!


  GK180便 【定刻】  那覇12:20 ⇒ 関西14:05
 出発12:36 ⇒ 到着14:28


搭乗口 24番出発

※那覇空港国内線ターミナル24番ゲートより出発です。

 11月17日、天候は雨、搭乗する飛行機の到着が少し遅れました。  機種はA320です。LCC3社とも同じ機種(A320エアバス)を使用しています。シルバーの機体がとても新鮮です。

【搭乗感想】
 搭乗するとCAさんが、乗客の座席確認します。(ちなみに座席指定は有料です)  出発が遅れがちのジェットスターですが、定刻15分遅れで出発しました。  離陸後しばらくベルト着用サインは点灯したままで、揺れが終息せず、結局ワゴンサービス(飲料・軽食販売)は行われませんでした。(残念・・)

 LCC事前情報ではシートピッチが狭いとのことでしたが通路側座席であったこともあり問題ありませんでした。座席は3×3シートのため中央席は窮屈かもしれません。 関空到着ゲートは、ターミナル1に到着、出発時同様ボーディングブリッジでの降機でした。

【運賃】
 2,490円(オプション利用なし) ※キャンペーン運賃


搭乗する飛行機(A320)

普通席(深く座っています)

関西国際空港到着口

JETSTERの搭乗券

  MM219便 【定刻】  関西18:10 ⇒ 那覇20:30
 出発18:21 ⇒ 到着20:35


関空ターミナル2

 翌日、帰りはピーチを利用しました。関空ターミナル2(T2)からの出発です。 T2はターミナル1(国内線・国際線)のターミナルから離れており、移動にバスを利用します。ちなみにターミナル2はLCC専用ですが、今はピーチ独占で利用しています。バスは約10分毎に運行されていますが、直ぐに満員となってしまうため、荷物が多い時はつらいですね。T1とは違い、簡素な設備のため、お土産はT1で購入しておいた方が良さそうです。

【搭乗感想】
 搭乗時刻5分前にアナウンスがあり、いよいよ搭乗です。搭乗口から飛行機までは徒歩で移動します。 行きとは違いタラップ搭乗のため、間近で飛行機が見られるため、写真を撮る人(自分も)が多く見受けられました。

 搭乗するとPUFFYのBGMが流れておりカジュアルな印象を受けました。 帰りの座席はストレッジシート(有料)を指定しました。 アメニティーは非常時の案内と機内販売メニューのみですので、夜間搭乗の 際は、本を読む&寝る以外、持て余すことになりますので、ご注意ください。

【運賃】
 7,630円(※ストレッジシート指定:840円含む)


搭乗する飛行機(A320)

ストレッジシート(広いです。)

那覇空港貨物ターミナル
Peachの搭乗券

【LCCについての結論】
 LCC利用にあたり、不安もありましたが、バスや電車と同様、目的地に低料金で 行けることを第一優先と割り切れば十分利用価値ありと思います。 遅延や欠航のリスク(代替保障なし)があるとはいえ、競争力のある運賃設定ということもあり、今後就航先が増えるつれ、さらに競争が激しくなりそうです。

 「ピーチ」については、関空に次ぐ第2の拠点を「那覇」に置くことを検討しており(2013年度)那覇〜台湾・香港の就航もありえそうです。 これから空の戦いはますます熱くなりそうです。


(文・写真:川端昌一)
(このシリーズは、iPadで楽しめるように設計されています。喫茶店でお茶を飲みながら、ゆるりとした気分でお楽しみください。)
ついでに、「沖縄紀行・探訪記」「沖縄花だより」真樹の「なかゆくい」へも、ぜひ訪れてください。