真樹の「なかゆくい」 (四休み:渡嘉敷島)


 2012年10月の3連休、慶佐次マングローブ カヌー体験の翌日に、慶良間諸島 渡嘉敷島へ、シュノーケリングに行ってまいりました。渡嘉敷島の海を少しだけご紹介します。 これを見て、渡嘉敷に行ってみたい!と思って頂ければ幸いです。


 那覇市泊港から高速船で35分、渡嘉敷はすぐ近くにありました。那覇の自宅から見ると夕日の沈む先が渡嘉敷です。

 私は船に弱いので、船で1時間以上かかる離島には行かないことにしています。那覇三重城港から出発するホエールウォッチングツアーに家族で参加した時も、私だけ岸壁で待っていました。

 その点渡嘉敷へは、あれっ!と云う間に到着します。渡嘉敷港から宿泊先までは、バスが迎えに来てくれます。渡嘉敷への訪問は四度目です。

 最初に来た時は、フェリーに自転車を乗せてやって来ました。渡嘉敷の道は極めて険しく、自転車が使えるような島ではありません。それ以来、自転車で来るような愚かなことはしていません。

(ホエールウォッチング。那覇からもツアー船が出港します。)

 宿泊先は「とかしくマリンビレッジ」というビーチ前のホテルです。渡嘉敷の中でも人の少ない渡嘉志久ビーチにあり、一日のんびり過ごせるホテルです。このビーチには、アオウミガメが住んでいて、高い確率で出会うことができます。

 ビーチの沖合は、とかしくビーチ前という初心者用のダイビングスポットで、そこへは、ビーチからでも泳いで行くことができます。

 沖合には沢山のダイビング船が停泊していて、無茶をして沖合に流されてしまっても、ダイビング船に拾ってもらえるので少しも怖くありません。例え沖に船がいなくとも、浜から監視してくれているので安心です。

(渡嘉志久ビーチ。人の少ない静かなビーチです。)


(座間味に沈む夕日。ホテルの庭にて。)
 夕食はバーべキュー、あたり一面オレンジ色の夕日の中で味わいます。その夕日は、座間味島へと沈んでいきます。

 南の国の夕日はつるべ落とし、夜空には、あっと云う間に満天の星が広がります。中央には天の川が流れ、その真ん中には羽を大きく広げたオオハクチョウが姿を現しました。

 星座は詳しくありませんが、はくちょう座とオリオン座、北斗七星ぐらいは知っています。

 さらに、はくちょう座のデネブ、こと座のベガ(織姫)、わし座のアルタイル(彦星)を結ぶ「夏の大三角形」が分かれば初心者として合格だと思います。


(コバンアジ。砂浜の波打ち際で群れています。)
 翌日は、すぐ沖合の無人島(パナリ)に船で渡してもらいました。那覇から30数分離れただけでも別世界なのに、そこから数分離れた無人島に来ただけで、海の透明度はさらに違います。

 泳いでいるとカラフルな魚達が寄ってきます。餌付け禁止と聞いていましたが、魚が人に集まってくると云うことは、誰かがこっそり餌をあげてる証拠です。

 かつてのアイドルグループ「シブがき隊」が解散コンサートを行った地ということで、半分朽ちた銅像が残っていましたが、この野暮な感覚は頂けません。



 ここまでつらつらと紹介してきましたが、ちょっとは渡嘉敷島に行ってみたい気持ちになって頂けたでしょうか?? 那覇からとても近いので、日帰りでも充分に楽しめます。 今回はここまでとさせていただきます。最後まで読んで頂き本当にありがとうございました!

(文・写真:梶原正範。 星座はWikipediaから引用)
(このシリーズは、iPadで楽しめるように設計されています。喫茶店でお茶を飲みながら、ゆるりとした気分でお楽しみください。)
ついでに、「沖縄紀行・探訪記」「沖縄花だより」真樹の「なかゆくい」へも、ぜひ訪れてください。