【2月】 東京荒川 雑草だより (124年ぶりの節分と楽天モバイル) | |
2月の荒川土手に出てみれば、草むらはまだまだ茶色一色で、春の息吹はもう少し先の模様です。今年の2月2日は節分で、この日が節分となるのは124年ぶりらしいです。地球の公転周期は365日+5時間48分45秒で、四年に一度うるう年を入れると45分補正し過ぎてしまいます。これを放っておくと128年で一日ずれる計算になりますが、これを補正するためにうるう年を止(や)めるのが2100年で、それまで2月2日の節分はしばしば(当面は四年ごと)発生することになってます。 土手の雑草を観察すると、ムラサキツメクサ(紫詰草)がイネ科の雑草が芽を吹く前に葉を広げ、生存競争を有利に戦おうとしています。しかしながら、うどん粉病の原因となるカビもそれを黙って見逃しません。しかしながらこのカビは、植物の種類に応じてカビの種類が異なり、しかも律儀(りちぎ)な事に、他の植物には浮気をしない(宿主特異性)と云う事です。
うどん粉病には、重曹が効くとか、酢が良いとか、いやいや両方とも効き目がないとか、いろいろな意見が交錯しています。特にネットでの意見は根拠に欠ける他人の受け売りが多いので、安易には信用できません。 ちなみに2009年の鹿児島県農業開発総合センターの論文によれば、0.1%の炭酸水素ナトリウム(重曹)はキュウリ、メロン、カボチャには効果があったが、ニガウリでは古い葉に斑点状の薬害が発生したとありました。 ところでこの春は、携帯の熾烈(しれつ)な価格競争が勃発(ぼっぱつ)しました。政府による通信料金値下げの圧力に押されて、最初に火をつけたのはDocomo 20GB 2,980円の新料金(12/3発表)。これにすかざずSoftbank(12/22発表)とau(1/13発表)が追従します。 破壊的だったのは楽天で、1GBまで無料、3GBまで980円、20GBまで1,980円、それ以上はいくら使っても2,980円。しかも1年間無料の大盤振る舞いで、発表直後の週末には契約申し込みサイトがパンクするという盛況でした。さらに、ちょっとしたデータ通信や日本向けの通話なら海外でも追加料金なしに使えるらしく、これは海外旅行好きや短期出張者にとって身震いするようなおまけです。
そもそもDocomoが打ち出した2,980円という料金は、楽天が昨年3/3に発表した料金プラン「Rakuten UN-LIMIT」に追従したものであり、それもあっさり振り切られた感じです。これでは流石(さすが)の大手3社も「落胆モバイル」と陰口を叩く以外に為す術(なすすべ)がありません。 心配なのはサービスエリアの狭さで、地方に出掛ける時は不安です。しかしながら、1年間無料キャンペーン終了後もデータ1GBまでは無料という誘惑には到底勝てず、さっそく携帯を取り扱う家電量販店に向かう事になりました。これまで車はマツダ、野球は広島を応援してきましたが、田中マー君もアメリカから戻ってきたことですし、今年は東北楽天イーグルスも応援先に加えたいと思います。 [2022.5.20追記] |
(このシリーズは、iPadで楽しめるように設計されています。喫茶店でお茶を飲みながら、ゆるりとした気分でお楽しみください。) ついでに、他の「沖縄花だより」や「紀行・探訪記」、「真樹のなかゆくい」へも、是非訪づれてください。 |